たいしたことはしていない、ありふれた日々・・・だけど子供のためにすごーく大切なことをしている日常

毎日育児をしていると、「あれっ?私、今日何もたいしたことしていないような・・・。」
という、まるで曇り空みたいなどんよりとした気持ちに覆われてしまうこと、ありませんか?

実は私、最近そんなふうに感じてしまうことが多くて。
仕事をしている人が、とっても眩しいです。キラキラして見える。

「あぁ私は今、そっち側じゃないんだよなぁ、仕事辞めてしまったし。」
と、独身時代にバリバリ働いていた頃を、思い出してはなぜか切なくなったり。

まるで、社会不適合者みたいな気持ちに包まれたりしていました。

そんなちょっとダークな気持ちの時に、私をすごく前向きにしてくれた言葉。
今回は、そんな感動の詩ご紹介したいと思います。

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Today 『今日』

今日、わたしはお皿を洗わなかった 
ベッドはぐちゃぐちゃ
浸けといたおむつは
だんだんくさくなってきた
きのうこぼした食べかすが
床の上からわたしを見ている
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだとおもう


人に見られたら
なんていわれるか
ひどいねえとか、だらしないとか
今日一日、何をしてたの? とか


わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした。
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた


ほんとにいったい一日何をしていたのかな
たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいんじゃない?


今日一日、わたしは
澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって。


そしてもし、そっちのほうがほんとなら、
わたしはちゃーんとやったわけだ。


※伊藤比呂美訳

(以下原文)

Today

Today I left some dishes dirty.
The bed got made about two-thirty.
The nappies soaked a little longer.
The odour got a little stronger.
The crumbs I spilt the day before
Were staring at me from the floor.
The art streaks on those window panes
Will still be there next time it rains.
For shame,oh lazy one you say
And “just what did you do today?”.

I nursed a baby while she slept.
I held a toddler while he wept.
I played a game of hide’n’seek.
I squeezed a toy so it would squeak,
I pushed a swing,I sang a song,
I taught a child what’s right and wrong.

What did I do this whole day though?
Not much that shows,I guess it’s true.
Unless you think that what I’ve done
Might be important to someone
With bright blue eyes-soft blond hair,
If that is true,I’ve done my share.

子育ても立派な仕事だ

『小さい子供がいて、仕事もするのが立派だ』という方程式が、なぜか私の中で出来上がっていました。(これは不思議なもので、他人には当てはまらずに、自分だけに当てはまる方程式です。)

でも、そう思うのはなぜなのか。
紐解いていくと、私の母が仕事をしながら子育てした人だから。

私は鍵っ子で、あの当時は専業主婦が珍しくない時代だったので、友達の家にはお母さんがいてうらやましいなぁと思っていたけれど。

母は仕事をしていることを誇りに思っている人だったので、私の中にはいつの間にか、『仕事をしながら子育てするのは偉い』みたいな構図が出来上がっていたんだと思います。

だけど、この『Today』という詩に出会って、何かの呪縛から解放されたような気持ちになりました。(笑)

ちょっと大げさかな?(^^;)
でもよくよく考えると、育児だって立派な仕事なんですよね。

お給料は出ないんだけどさ。(笑)

「私、別にこのままでもいいんだ。今日は育児しかしていないんだけどっていう日があっても、それって当たり前なんだ。」と思えるようになりました。

子供と向き合うことの大切さ

働くママでも、専業主婦のママでも、育児休暇中のママでも、それぞれの限界があるから、毎日の育児の中で、何かがおろそかになることもあると思います。

けれども、子供と向き合うってことにだけには、おろそかになっちゃいけないんじゃないかなぁと思います。

それ以外は、もうたいしたことない。(←Todayの詩を読んで、そう感じられるようになった)

育児オンリーでもかけがえのない日々

今は汚れたオムツを交換したり、離乳食を食べさせたり、お風呂に入れたり、絵本を読んだり、スーパーの買い出しには抱っこ紐で子供を抱えて出掛けたり・・・。

それだけじゃない、泣きじゃくる娘をあやしたり。
危なくないように、一人遊びを見守ったり。

そんな日常で、特別なこと何もしていいないんだけど、あっという間に1日が過ぎていって。
だけど、ちゃんと子供と目線を合わせて、たくさん遊んで、たくさん笑って1日を終えられたら。

それは、実はものすごくすごく幸せなことで、10年後にはもう、取り返すことが出来ない日常なんですよね。

さて。明日も育児、精いっぱい頑張ろう!
場合によっては、家事は手抜きするかも。(笑)

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